人手不足 介護 介護福祉士 仕事 保育士 採用 看護師 資格 転職

15年間で「増えた仕事」1位は介護職員! -会社四季報業界地図より

2015年9月5日

福祉・医療関係のお仕事は、「増えた仕事」ランク上位に多し

先月の8月28日発売の「会社四季報業界地図2016年版」に、職業別就業人口が15年前からどれほど変化したかを独自計算し、1995年~2010年に日本国内で「増えた仕事」「減った仕事」の上位20位のランキングが掲載されました。

「増えた仕事」1位はダントツで介護職員。15年間で約100万人増えました。それでも現在人手不足が深刻化するほど、高齢化で市場が急成長して業界であります。
ちなみに2位は販売員で51万人増えただけですので、2倍の差をつけてのぶっちぎりの1位でした。
福祉・医療関係の仕事を見てみると、3位看護師(29万人増)、4位訪問介護従業者(27万人増)、8位保育士(16万人増)、10位看護助手(14万人増)、14位薬剤師(7万人増)、18位歯科衛生士(4万人)と、多くの福祉・医療関係の仕事が上位にランクインしています。

一方、「減った仕事」を見てみますと、1位は農耕従業者でした。
戦後の1950年には1700万人以上と就業人口の約5割を占めていましたが、産業構造が変わり急激に減少しました。直近の2010年でも181万人まで農耕作業者が減り、過去15年間で126万人減少しました。(農耕作業者人口が最近まで多かったということでしょうか‥)
2位は会計事務従業者で100万人以上減少しました。
パソコンの普及、会計ソフトの進歩などで多くの事務員を必要としなくなったということでしょう。

増えた仕事の上位は絶えず人手不足状態なので、待遇改善のチャンスでもあります

「増えた仕事」のランキングを見ても、今後福祉・医療関係の仕事が増えていくことが想像できますし、今後人手不足を引き続き深刻化していくことが予想できます。
裏を返せば、こういった仕事の待遇が改善されるチャンスでもあるということです。
人手不足が続く中で、どうしても人を採用したい場合には給与面での待遇を上げざるを得ません。
現在も少しずつ大手の介護事業者を中心に賃金が上がってきています。
過去の記事でも、今年になってからの賃上げの状況を書かせていただきました。

過去の記事 人手不足解消にパート・バイト再賃上げ 介護大手ツクイなど H27.8.22 更新
介護大手事業者が賃上げに動いています、理由は深刻な人手不足 H27.4.1 更新

福祉・医療関係のお仕事がこれだけ急激に増えているということは、今まで福祉・医療関係のお仕事をされてなかった方が、異業種から転職され福祉・医療関係のお仕事に就かれる可能性が今後更に高くなるということです。
新卒の学生だけでは、福祉・医療関係の専門のお仕事を回すことができない状況にきています。

福祉・医療関係のお仕事を希望される方にとっては、今の状況は仕事に就きやすいかもしれません。
是非異業種からでも、未経験の方でも、中高年の方でも、多くの方が福祉・医療関係のお仕事を目指して欲しいと思います。
その流れができれば、人手不足が解消され、更に質の高いサービスを利用者に提供できるようになると、福祉関係者の一人として心の中で期待しております。

異業種からでも、未経験でも、中高年の方でも、登録して資格取得が取れます!

“介護の資格を取得するには” (働きながら介護の資格を取得できます!)
“介護業界で待遇のいい所をお探しの方へ (こちらは中高年の方も大丈夫です!)

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
介護ブログの人気サイトはこちらです

-人手不足, 介護, 介護福祉士, 仕事, 保育士, 採用, 看護師, 資格, 転職