ブラック 介護 有料ホーム

ワタミの介護子会社が、安さを売りにした新ブランドの有料ホームを開始!

目次

本題に入る前に、少し脱線します‥

ワタミの創業である居酒屋を中心をした外食事業は、業績不振が続き売上が大きく減少してきています。
以下ワタミのサイトより参照
2014年度決算を発表いたしました。決算説明会資料を掲載。(PDFファイル)

店舗の数は、2014年度末の店舗数が555店舗でしたが、2015年度計画では80店舗減らし475店舗となります。
居酒屋業界自体、厳しい状況ですのでワタミだけが大きく売り上げを下げているわけではありませんが、総合居酒屋チェーンは以前に比べて魅力が薄れてきております。
それに引き換え、専門性を持った居酒屋チェーンが快進撃続けているところもでてきています。
例えば、去年東証ジャスダック市場に上場した「鳥貴族」は、鶏肉料理に特化したおつまみと食事を提供し、更に食べ物と飲み物全て280円と均一な価格設定が受けて、若者から年配の方まで多くの方に支持されるお店として成長しています。
店舗数は5月末現在で405店舗に増えており、いずれワタミグループの居酒屋店舗数を抜くかもしれません。

ちなみに、以前記事に書かせていただいた中高年をローコストで雇う「ワタミの宅食」と外食事業は、同じ食べ物を扱う事業ということで、他の事業部門を含めて吸収合併しました。下記は以前に記事にした「ワタミの宅食」の従業員を採用する際の話しです。
「ワタミの宅食」の求人は団塊世代を狙ったブラック商法  H27.1.3の記事

前置きが長くなりましたが、居酒屋業界に安売りで新風を巻き起こしたワタミが、介護事業部門の「ワタミの介護」でも安さを売りにした有料ホームを展開することになりました。
「ワタミの介護」は、既存の有料老人ホームの会社を買収して大きく成長してきましたが、買収した会社は高級路線で有料老人ホームを展開していた会社でした。

高級路線の名称には「レストヴィラ」の後に地名などをつけて展開していましたが、値ごろな価格帯で展開する有料老人ホームを今年からはじめることとなり、名称には「みずき」地名と名付けられました。
以下ワタミのサイトより参照
新ブランド「みずき飯能の杜」が2015年7月1日にオープン(PDF)

ご利用しやすい価格とワタミのサイトでは案内していますが、それなりの価格帯ですので、利用できる顧客層はある程度限定されます。
介護業界では「ワタミの介護」の評判は決して良くはないので、居酒屋業界で安さを武器に勢力を伸ばしたように、有料ホームの“値ごろ価格路線”がうまく軌道に乗るかは、今後注目していきたいと思います。

ワタミは、ブラック企業と呼ばれない日がくるのでしょうか‥

ワタミには、ブラック企業という響きの悪い枕言葉が絶えず付きまといます。
いいイメージは企業にとって大きな価値を持ちますので、売上に貢献したり優秀な人材を集めることができます。
但し、一度悪いイメージを付いた企業は、いろんな場面でケチがつけられ売上を伸ばしづらくなります。

今は創業社長の渡邉美樹氏は、参議院の議員をやっておりますので、会社の実務を担っていませんが、今後議員を辞めて、創業社長として復帰された時にはどのようにしてワタミグループを経営していくか、マスコミや大勢の方が興味を持つことでしょう。
いつかワタミからブラックという称号が取れる日がくるのでしょうか‥。

人手不足で、好条件の案件が増えてきています!

にほんブログ村 介護ブログ ケアマネージャーへ
介護ブログの人気サイトはこちらから

-ブラック, 介護, 有料ホーム