ブラック 人手不足 介護

ワタミは効率化で人手不足を補い、人件費を抑える

目次

介護の話の前に、人手不足の対応が迫られる外食産業の話

今回のワタミは「ワタミの介護」ではなく、外食産業のワタミの話しです。
人手不足の産業といえば、すぐにイメージされるのは、介護業界と外食産業です。
外食の中でも更に厳しいのが、深夜まで仕事が続くお店が多い居酒屋業界です。
両方の事業を展開している珍しい企業として、皆さま御存知の“ブラック企業”と言われているワタミがあります。
外食産業はワタミに限らず人手不足の中で、店舗運営を迫られますので、顧客の満足度をいかに下げないようにするには、工夫をしていくしかありません。

ワタミはメニュー数を3割削減したほか、調理工程を減らし、6時間弱かかっていた店舗での仕込みを4時間弱に短縮しました。
例えば鶏の空揚げは工程数を減らし、作業時間を1分少ない5分とする。

他の外食産業では、吉野家ホールディングスが牛丼店で提供する「牛バラ野菜焼」の調理に焦げ付きにくい鍋を採用し、具材をかき交ぜる作業を減らしました。
サンドイッチ店「サブウェイ」を運営する日本サブウェイは約4億円を投じ、12月から全店のレジを刷新し、レジ打ち作業の効率化を目指します。

介護の世界は、人材の奪い合い (仁義なき戦い)

介護業界も同じように人手不足の中で、介護業務をギリギリの人数でこなさないといけません。
大手の介護事業者の中には、従業員の給与を上げて、離職率を下げようとしたりと努力しています。
今後は、介護事業者間での人材の奪い合いになると同時に、地域での介護する人材の奪い合いが起きるようになります。

最後まで住み慣れた自宅で暮らしたいと思っても、住んでいる地域に介護で働く人材がいなければ、自宅での生活ができない状況に陥ってしまいます。そうなると、介護で働く人材がいる所に移るか、施設に入居しなくてはいけなくなります。

それでなくても、地方は過疎化が進んでいますので、町や村などは生き残りを賭けて介護で働く人材を抱え込もうとし、更に他の地域から呼び込もうと努力するようはずです。

私は楽観的すぎかもしれませんが、遠くない未来に今よりも介護で働く人たちの待遇がぐっと良くなっていると予想しております。

人手不足で、好条件の案件が増えてきています!

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