居酒屋大手のワタミは、介護事業を損保ジャパン日本興亜ホールディングス（ＨＤ）に売却する方向で最終調整に入りました。
前回、パナソニックか損保ジャパンに絞られたことをお伝えしましたが、16日までにパナソニックとは交渉を打ち切ったようです。
ワタミと損保ジャパン日本興亜ＨＤは詳しい条件を詰めた上で、10月上旬の基本合意を目指します。
ワタミは全額出資子会社のワタミの介護（東京・大田）を売却し、運営する有料老人ホームの入居者や従業員を引き継いでもらう予定。
売却額は200億円程度となる見込みです。（結構いい値で売れたのではないでしょうか‥）
損保ジャパンは、生損保以外の収益源を求めて介護分野に関心を寄せており、高齢化で需要が拡大すると判断し、ワタミの介護事業買収で本格的に介護業界へ進出します。
ワタミは居酒屋事業の不振を背景に、2015年３月期に２期連続の最終赤字に陥っており、金融機関から事業売却などで財務内容の健全化を求められていました。
介護事業の売却資金を活用し、主力事業の外食事業(和民など)や宅食事業（ワタミの宅食）の立て直しを図るのこと。
居酒屋業界は、和民のような総合居酒屋には客を集まらず、やきとり専門にこだわった「鳥貴族」など、専門に特化した料理を出して、更に値段も安いという所が急成長しています。
ワタミが以前のような勢いを取り戻すには、戦略の大きな見直しが必要かもしれません。
ワタミが介護事業を売却した資金で、どうやって居酒屋事業を回復させるか、とても興味があります。
今後もワタミの動向を追いかけたいと思います。
職場の人間関係に悩み、転職を考えている方へ‥
“介護の資格を取得するには” （働きながら介護の資格を取得できます！）
“介護業界で待遇のいい所をお探しの方へ” (こちらは中高年の方も大丈夫です！)
介護ブログの人気サイトはこちらから