パナソニックは高齢者の介護サービスに携わる従業員の数を2018年度末までに現在の10倍の2万人に増やします。
新卒・中途を問わずに採用。短時間勤務制度などを整備して人員を確保します。
国内の民間介護サービス・製品の市場規模は、20年に14年比7割増の2.8兆円になる見通し。
パナソニックが主力とする住宅・住設事業との関連性も高く、成長戦略の柱として本格展開するとのこと。
訪問介護などを手掛け約2000人の従業員を抱える子会社のパナソニックエイジフリーサービス(大阪府門真市)を中心に人員を増やす予定。首都圏や関西などで運営する介護サービス施設も現在の10倍の200拠点に増やします。
大学の新卒を正社員として15年度は150人、18年度には約600人を採用する。
高卒や専門学校卒、主婦や退職したシニア層にも対象を広げたい考えとのこと。(主婦やシニア層って、短期間勤務制度の社員を確保するということでしょうか‥)
経験者を中心とする中途採用は、契約社員やパート待遇で15年度は250人、18年度は年5400人を雇う。
定着率を高めるために中途採用者も正社員として登用し、2万人の人員は業界最大手のニチイ学館の4万人に次ぐ規模となります。(パナソニックの子会社は、介護業界の最大手になろうとしていますね‥)
介護サービスは低賃金と仕事の厳しさから人手不足が課題となっています。
日本を代表する製造業大手が積極採用に動くことで、労働環境の改善が期待できます。
パナソニックのように、体力がある会社が介護業界に参入し、待遇の良さで社員を多く集められたとしたら、業界全体の待遇の底上げになるかもしれません。
実際パナソニックが人を集められたとなれば、他の中小の介護事業者が人を確保できない状況になりますので、介護業界の淘汰が進むことにもつながります。
今後高齢者だらけの日本において、介護業界は王道の仕事になることは明らかです。
以前からお伝えしていますが、将来の介護業界は今より見違える業界になっている信じています。
但し、今年の介護報酬引き下げなどの影響で、ここ2,3年は最後の暗いトンネルがくぐっている状態が続きます。
名のある企業が介護業界に参入することは、業界のイメージアップや雇用の確保にいい影響を与えることにもなります。
ほとんどの介護事業者は、まじめに取り組んでいますが、デタラメな事業者が跋扈していた歴史があり、少なくなりましたが今でも存在しているの事実です。
介護業界を目指す若者が増える日はそう遠くないと思いますので、暖かい目で見守ってください‥。
人手不足で、好条件が増えてきています‥
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