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介護福祉士を養成する学校は入学者減少の一途を辿っています‥

2015年4月26日

介護に限らず、人口減少は地方にとって切実な問題です‥

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介護福祉士試験まで、あと2週間 ―もう試験会場の確認はされましたか? H28.1.11 更新

少子化により、今後は高校卒業者が通う学校は軒並み入学者が減少していくと思いますが、介護福祉士養成する学校は景気回復や介護職の処遇の悪さなどから、定員割れが起きている学校が、特に地方で増えてきています。

介護福祉士を養成する高知県内の専門学校では、昨年から入学者が大きく減り始めています。
資格を取るための県の職業訓練も昨年、初めて定員割れを起こし、就職セミナーの参加者も減っています。
求人全体が上向き、他業種に人が流れたことが一因と関係者はみており、介護、福祉を担う人材の確保が危ぶまれている。

高知県内で介護福祉士を育てる専門学校は高知市内に2校あり、「高知福祉専門学校」の介護福祉学科と「平成福祉専門学校」の2校です。
この春、合わせて79人が入学したが、両校の合計定員120人を大きく割り込みました。

高知福祉専門学校は6年前に定員を80人から半減させましたが、それでも昨年と今年の入学は定員を下回り、過去最少となります。
平成福祉専門学校も定員80人に対し、昨年は63人、今年は47人だったとのこと。

両校によると、最近の入学者のうち高卒は半数ほど。ほかは若い転職希望者やハローワークを通じて入った人たちで、40~50代もいるという。

同じく地方にある、滋賀県内唯一の専門学校「華頂社会福祉専門学校」でも定員割れが続き運営難に陥っています。
介護職の志望者減や、実務経験だけで資格取得が可能なことが背景にあるとみられます。

本年度の新入生は定員40人中、3人。(ほぼ終わりに近い状態にきていますね‥)
国の雇用プログラムによる訓練生6人を含めても9人にとどまり、5年ぶりに10人を下回っています。
法人役員からは「閉校すべき」との声も出ています。

現在、介護福祉士の資格取得には、養成施設を卒業する方法と、実務経験3年以上で国家試験に合格する方法の2通りの道があります。
必ずしも専門学校などに通う必要がないため、実務経験ルートで資格を取る人が増加しているのは、経済な負担を考えると自然な流れかもしれません。

実務経験3年以上で国家試験に合格する方法にも、今後見直しがあり、2年後の2016年度から介護福祉士試験の受験資格には実務者研修を修了する必要があります。
実務者研修は、半年程度の期間を要する研修を予定しています。(これも延期になる可能性もあります‥)

養成施設に行くメリットとすれば、2021年度までは卒業すれば介護福祉士資格が付与されることです。
2022年度から養成施設卒業生に、国家試験の受験を義務付ける方針を厚生労働省は固めましたが、延期を繰り返していますので、再延期になる可能性もあります。
但し、介護福祉士試験は合格率が現在60%前後と難易度が高くありませんので、高いお金を払って養成学校に行くほどのメリットにはならないかもしれません。

介護福祉士は、受験資格や試験の必須化などで、呆れるくらい方針が迷走しているので、今後も変更される可能性が高いです。
これだけ不安定な資格で、更に劣悪な処遇の介護業界を目指す動きにはならないのは、当たり前かもしれません。

日本の景気回復は、介護業界には更なる打撃になるのも悲しい状況です‥。
今は介護業界にとって辛抱の時です。

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