あっという間に、損保ジャパンの子会社が介護業界の売上上位となりました!
保険大手の損保ジャパン日本興亜ホールディングス(東京都新宿区、2016年10月1日にSOMPOホールディングスに社名変更予定)の子会社で介護事業を展開するSOMPOケアネクスト(東京都大田区)は、2015年12月に買収した旧ワタミの介護から承継した介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ」など各事業のブランド名を2016年4月1日付で変更したと発表しました。
有料老人ホームは「SOMPOケア ラヴィーレ」、サービス付き高齢者向け住宅は「SOMPOケア ラヴィーレS」、通所介護事業所は「SOMPOケア ハッピーデイズ」に統一します。(ワタミ色を払拭したいですからね‥)
2016年3月に公開株式買い付け(TOB)が完了し、発行株式の94.63%を取得し子会社化したメッセージ(岡山市南区)の介護付き有老ホーム「アミーユ」、サ高住「Cアミーユ」のブランド変更についても今後検討する見通しです。
メッセージが運営していた「アミーユ」では、介護職により殺人まで起きてしましたから、こちらも信頼を回復するまでに時間がかかるかもしれませんね。
但し、大手の信頼ある会社によっての買収は、異業種ではありますが介護業界全体を考えるといい話しだったと思います。
ここで体力のない同業者が買収して、経営が軌道に乗らずにっちもさっちもいかなくなると、事業売却となる可能性があります。
そうなると現場の従業員の方たちが疲弊してしまいます。
私は今後の損保ジャパンの子会社による介護事業に、大きな期待をしております。
今回買収した有料ホームなどの高齢者施設のブランドを回復することに成功すれば、介護業界にもいい影響を与えます。
介護業界で売上上位に入る企業には、今回のように異業種から参入したところがすくなくありません。
例えば、出版や教育関連の企業の「ベネッセ」や警備会社のセコム、オフィスコーヒーを扱うユニマットなどです。
以前より参入していた製造業から出発したパナソニックの関連子会社4社を、パナソニックエイジフリーとして統合して、3,000人規模の会社となり今後「サービス付き高齢者向け住宅」の大規模な開発に乗り出してくること発表しております。
今後体力のある異業種の企業が、介護業界に参入して大規模なM&Aを仕掛けてくる可能性が高いです。
企業の淘汰が行われることで、従業員の待遇や働きやすさが向上することを心より願います。
ブログを最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。
“介護業界で待遇のいい所をお探しの方へ” (中高年の方も大丈夫です!)