最終的には介護保険サービス利用者全ての方が、2割負担になります
10月9日に財務省が2020年度までに実施する社会保障制度改革工程表を示しました。
介護分野では、65歳~74歳の利用者負担の原則2割化や、軽度者への生活援助、福祉用具の原則自己負担化などについて、2017年度の通常国会に法案を提出することを求めています。
介護保険の利用者負担割合については、「制度持続性確保の観点から2割負担への移行が必要」と強調されています。
医療保険制度との均衡を踏まえ、まず65~74歳について引き上げ、次に75歳以上も原則2割負担の導入を検討すべきと提言しています。
介護保険のサービスを利用する際、2000年から始まった介護保険は全ての利用者が今年の7月までは1割でした。
今年の8月から収入が多い方が、初めて負担割合が2割になる制度が開始されました。
くわしくは、以前の記事をご覧ください→ 8月から介護保険利用料の自己負担が2割になる方がいます H27.7.23更新
いつのまにか収入ではなく、年齢によって負担割合を2割にするしくみにしようと目論んでいます。
まずは、74歳までの利用者、その先には75歳以上の利用者(結局全ての介護サービス利用全員‥)まで2割負担にする流れです。
2割ではなく、2倍になりますと言ってください!(伝わり方が違います)
実際多くの方が2割負担の対象になれば、経済的理由でサービスを諦めざるを得ない方たちが急増するかもしれません。
くわしくは触れませんが、現在1割負担で購入もしくはレンタルで利用している福祉用具が、介護保険外になり自己負担にしようとも提案もされる予定です。
これらの法案が通れば、絶えずお金を気にしながら介護サービスを利用ようになるんでしょうね‥。
かといって、高齢者の数は年々増え介護保険サービスの利用は増加する一方なので、これ以上財政を圧迫しないようにする努力が必要ですからね‥。
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