ピップエレキバンという商品をご存じでしょうか。
だいぶ昔の話しになりますが、会社の会長が直々テレビコーマシャルに出演して、大ヒットした商品です。
その商品を作っている会社がピップ株式会社といい、フジモトHD株式会社というホールディングス会社の傘下にある企業です。
ピップ株式会社は、認知症患者対応の「うなずきかぼちゃん」という商品を以前から開発しています。
笑顔で元気に生活してもらいたいという想いをこめて、スマイルサプリメントロボットと名付けているそうです。
「うなずきかぼちゃん」と一緒に生活することでコミュニケーション機会が増加し、高齢者の認知機能の改善、睡眠や栄養状態の向上、抗ストレス・抗疲労・意欲上昇・癒し効果が認められる臨床研究の結果がでています。
東証の新興市場ジャスダックに上場しているウィズ(株式コード7835)は、4月3日正午にフジモトHD会社とロボットの設計や生産などを手掛ける合弁会社を設立すると発表し、後場から買い注文を集めて、その日ストップ高(1日の値幅制限上限まで株価が騰がること)となりました。
新会社の社名は「ピップ&ウィズ」で出資比率は50%ずつ、株式を持つとのことです。
ウィズはフジモトHD傘下のピップ株式会社と共同で、スマイルサプリメントロボット「うなずきかぼちゃん」や、認知症患者の見守りエージェント型ネットワークロボット研究開発プロジェクトの開発に参加しています。
これらの経緯を踏まえ、新合弁会社では医療介護ロボットの充実と普及を目指すとのことです。
介護ロボの普及は、介護施設や介護サービスの介護従事者から重労働を軽減することで、介護従事者からワーク(単純な介護業務)の時間が軽減され、よりクリエイティブな仕事に従事できる可能性のある動きだと私は思っています。
介護事業所が行う介護サービスは、サービス業となりますが、介護ロボはロボを開発することとなるので、既存の製造業が参入できるので、介護業界が製造業としての市場も担っていくことになります。
介護業界にとって、介護ロボは介護の仕事そのものを変えてしまうような、パラダイムの変化を起こす役割として注目しています。
これからも介護ロボの情報をこまめに発信していきたいと思います。
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