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第18回のケアマネ試験に合格され、4月からケアマネとして働かれる方は‥
そろそろ実習の時期に突入している方もいるのではないでしょうか。
実習というのは、要するに、ケアマネの大事な仕事である“ケアプラン”を作成することであります。
多分、包括に勤めている方以外では、始めて取り組む作業だと思いますので、どれだけ大変かは包括で初めて作った頃を思い出してもわかります‥。
ご存知の方もいますが、地域包括支援センター(包括)は要支援の方のケアマネ業務を行なっているので、ケアマネ資格を持っていない私(去年に取得)のような社会福祉士でも、ケアプランを日常で作ることがあります。
ケアプランを作るのは、慣れてない方にとっては結構大変な作業ですので、少しでも予備知識として情報を提供できればと思います。
これから掲載するのは、去年私が受けた実務研修の実習例です。
では、具体的に実習の進め方を見てみましょう
- 実習協力者の選定
- 実習協力の説明と同意
- 実習の準備
- 実習(居宅を訪問して面接)
- 実習レポートの作成
一つずつ説明していきましょう。
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実習協力者の選定
対象
○介護保険の被保険者で、要介護認定2以上の方
○居宅で生活している方
この条件ですと、施設入所されている方は対象にはなりません。
実際地域のケアマネさんは居宅に住んでいる方の担当になるので、施設入所の方は対象から省かれます。
対象にならない方
○家族や身内といった近しい親族
結構条件が厳しいです。
この条件の方に合う方を、いろいろ人に協力をしてもらいながら見つけに行かなくてはなりません。
協力者を見つけるところから実習がはじめていると明記をされています。
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実習協力の説明と同意
要するに、対象者の方から実習協力いただくことへの書類での同意をもらうということです。
実際その書類は、研修時に提出する必要があります。
多分、こういったことをする理由として、個人情報を扱いことによるトラブルを避けるためと、架空の人のケアプランを作らせないための抑止力にもなっているかもしれません‥。
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実習の準備
対象者から話しを伺って、ケアプランを作ることになるので、時間が無駄にかからないように質問する内容をまとめたり、聞き取りの方法を事前に考えておくなどして、スムーズに質問をしつつ相手に負担感を与えないように心がけます。
相手は要介護2以上の高齢者なので、いろいろな意味で慎重に進める必要があります。
もう一つ、準備で大変なのは、地域の社会資源の調査です。
ケアプランはフォーマルなサービスが重要ですが、地域には高齢者の方をサポートするいろいろサービスや手助けいただける団体や人材がいるはずなので、そういった情報を役所や包括、民間団体などから聞き取る必要があります。
実際インフォーマルな支援もケアプランに加えていくことが重要です。
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実習
初めて聞き取り調査を行うので、頭がいっぱいいっぱいになる可能性あります。
相手への配慮などをつい忘れてしまうかもしれませんが、相手は要介護2以上の方たちなので、体調面などを気にかけながら実習を行なう必要があります。
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実習レポートの作成
規定の書式に沿って書いていきますが、初めて行なうことなので、戸惑いながらも何とかやっていくしかありません。
以上が実習を行なうための準備や行動になります。
現在もしくは、これから実務研修をおこなう皆さまは、合格率15.5%を突破した選ばれた方たちです。
是非、実務研修後は一人でも多くの方が、実際のケアマネジャーとしてお仕事されることを心より願っております。
ケアマネ業務でお困りの際には、近くの地域包括支援センターに足を運んでいただきご相談ください。
包括の仕事には、ケアマネ支援というお仕事も含まれておりますので‥。
今日も最後まで、お読みいただきありがとうございます。
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