千葉市は、外国人で介護人材を確保することに決めました
千葉市は高齢化で需要が膨らむ介護人材の確保に向けて、外国人の受け入れ体制を強化し始めています。
千葉市国際交流協会などでつくる協議会を設立し、日本語の指導や生活支援など介護業務以外での外国人の支援策について議論し、具体策を取りまとめて方向で進めています。
日本国内では経済連携協定(EPA)に基づきフィリピンなど3ヶ国から介護福祉士の資格取得を目指す人材を受け入れています。
千葉市によると、市内では団塊の世代が75歳以上になる2025年度に、介護人材が約4,000人不足すると予測され、人手不足を外国人で補う考えです。
問題は、受け入れ施設側は介護技術や日本語の指導で負担が重くなるため、施設への支援体制の整備が課題となってきます。
千葉市長は「外国人が市民として生活できる環境を確保しなければ、継続して働いてもらえない」と、指摘しています。
国際交流協会の日本語指導ボランティアなどを活用して施設側の負担を軽くする方向で進めていくとのことです。
この話しからも、介護人材は以前からお伝えしている通り需要に対して明らかに供給が足りていない状況です。
介護人材がいかに足りてないかを説明する上で、最近決算を発表した介護業界大手のニチイ学館の決算が物語っているのではないでしょうか。
ニチイ学館の前期の赤字額が半端でありません
- ニチイ学館は5月６日、2016年３月期の連結最終損益が160億円の赤字（前の期は４億1600万円の黒字）になったと発表しました。
従来予想（35億円の赤字）から大幅下方修正しました。
サービスの担い手が不足する介護事業で収益性が悪化し、英会話教室「ＣＯＣＯ塾」を展開する語学事業も足を引っ張ったとのことです。
それにしても、赤字額が半端でないですね。
介護業界大手でさえ、介護人材をうまく採用できないとすれば、中小の介護事業所はこれから相当不安の中で人材活用していかないといけません。(退職者がでてもすぐに人を確保できなくなっています‥)
逆の考えをすると、今介護福祉士などの介護の資格を保有している方は、結構好条件で仕事を選ぶことができるということかもしれません。
今の仕事を続けながら、じっくり探してみるのもいいかもしれませんね‥。
介護の資格がある方は以下のサイトからお探しできます
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