実務研修の最大の難所、それは実習‥
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シルバー新報にて、2016年第19回ケアマネ試験全都道府県の合格率を掲載 H28.12.6更新
実務研修は5日目が終わると、次回6日目までに実習を行ない、実習レポートを作成しないといけません。
初めてここで、ケアプランを作成することになります。
ケアプランを作るのは、慣れてない方にとっては結構大変な作業です。
合格された方のほとんどの方が、初めてケアプランを立てることとなります。(地域包括支援センターに勤務されていれば要支援のケアプランを作ることがありますが‥)
では、具体的に自習の進め方を見てみましょう
- 実習協力者の選定
- 実習協力の説明と同意
- 実習の準備
- 実習(居宅を訪問して面接)
- 実習レポートの作成
一つずつ説明していきましょう。
1.実習協力者の選定
対象
○介護保険の被保険者で、要介護認定2以上の方
○居宅で生活している方
この条件ですと、施設入所されている方は対象にはなりません。
実際地域のケアマネさんは居宅に住んでいる方の担当になるので、施設入所の方は対象から省かれます。
対象にならない方
○家族や身内といった近しい親族
結構条件が厳しくなってきましたね。
この条件の方に合う方を、いろいろ人に協力をしてもらいながら見つけに行かなくてはなりません。
協力者を見つけるところから実習がはじめていると明記をされています。(遠足は自宅に戻るまでが遠足って言われているみたいなものですね‥)
2.実習協力の説明と同意
要するに、対象者の方から実習協力いただくことへの書類での同意をもらうということです。
実際その書類は、研修時に提出する必要があります。
多分、こういったことをする理由として、個人情報を扱いことによるトラブルを避けるためと、架空の人のケアプランを作らせないための抑止力にもなっているかもしれません‥。
3.実習の準備
対象者から話しを伺って、ケアプランを作ることになるので、時間が無駄にかからないように質問する内容をまとめたり、聞き取りの方法を事前に考えておくなどして、スムーズに質問をしつつ相手に負担感を与えないように心がけます。
相手は要介護2以上の高齢者なので、いろいろな意味で慎重に進める必要があります。
もう一つ、準備で大変なのは、地域の社会資源の調査です。
ケアプランはフォーマルなサービスが重要ですが、地域には高齢者の方をサポートするいろいろサービスや手助けいただける団体や人材がいるはずなので、そういった情報を役所や包括、民間団体などから聞き取る必要があります。
実際インフォーマルな支援もケアプランに加えていくことが重要です。
4.実習
初めて聞き取り調査を行うので、頭がいっぱいいっぱいになる可能性あります。
相手への配慮などをつい忘れてしまうかもしれませんが、相手は要介護2以上の方たちなので、体調面などを気にかけながら実習を行なう必要があります。
5.実習レポートの作成
規定の書式に沿って書いていきますが、初めて行なうことなので、戸惑いながらも何とかやっていくしかありません。
以上が実習を行なうための準備や行動になります。
私は実習を受ける前から包括の仕事で要支援の方のケアプランを作っていますが、改めて実務研修の中でおこなった実習を振り返ってみると、想像以上に苦戦したような気がします。
これから実務研修を受ける方は、学びの多い実習から多くのことを吸収しながら行なっていただきたいと思っております。
12月10日にケアマネ試験の合格発表があります。
合格の喜びに浸った後には、すぐに実務研修が待っています。
一歩ずつケアマネジャーの階段を踏みしめながら昇られてください!
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