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地方の人口減少と高齢化、介護職不足を同時に解消する方法が‥
去年の暮れに放映された“ガイアの夜明け”という経済ドキュメント番組で、このテーマを取り上げていたので、ご存知の方もいるかもしれませんが、介護職不足解消と人口減少の解決策として、ターゲットをシングルマザーに絞って他県からの流入を試みるという提案を島根県で最も高齢化が進む浜田市が行っています。
シングルマザーをターゲットに絞った理由として、一つ目は小さい子どもを抱えながら、お仕事を見つけることが難しいこと。
二つ目は、経済的に自立していくのが難しいことが考えられます。
これは、お互いにとってWin-Winの関係にあるので、いいマッチングビジネスと私は思いました。
仕事の中で、私も同じようなマッチングができたらと考えることがあります
私は、現在地域包括支援センターという高齢者の相談窓口で相談業務を行なっていますが、一人暮らし高齢者の相談が少なくありません。
その中には、大きな家に一人で住んでいて、もの忘れを進むと在宅での生活に支障がでてきている方もいます。
その高齢者の家には、使っていない部屋をいくつもあったりします。
一人で暮らしていくのは難しいものの、誰か空いている部屋に住んでいるくれれば、引き続き一人暮らしが継続できそうな方も少なくありません。
空いている部屋に誰かが住んでもらうことで、仮に日中仕事を持っていても、朝と夜だけ高齢者の様子の伺ってくれるだけでも、見守りの機能を十分果たせると思います。
仕組み化できるどうかはわかりませんが、一人暮らし高齢者は無料もしくは低額で部屋を貸す。借りる住人は朝と夜に見守りと買い物と話し相手になる。
他人と一緒に暮らすリスクはお互いにありますが、若者など家賃負担が大きい方にとっては、経済面からもメリットもありますし、誰かの役に立っているという充実感を付加されるような気がします。
これは、私の理想論ですので話しはここまでにしておきます‥。
話しを戻します。以下は、シングルマザーを自治体が募集した時の番組内容のサイト情報です。
ガイアの夜明け シリーズ「働き方が変わる!」第11弾 "知らない町"で生きる!
平成27年12月22日放送
この時の放映の中で、実際に赤ちゃんがいるシングルマザーと中学生の子どもがいるシングルマザーが移り住んで、介護施設で介護職して働き始めていました。
家賃負担が大きく軽減できている状況などの説明がされていました。
住居は、施設から近い場所に用意されていたり、保育所がすぐ近くにあって預けることができていました。
この自治体とは、別の動きですが、介護施設の社員寮として、シングルマザー向けのシェアハウスを造る活動をしている建築士の方がいます。
こちらも、先程の自治体と同じように、介護現場の人手不足と、シングルマザーの住む場所の提供が目的です。
新築するシェアハウスは、介護施設から徒歩3分程度の距離にあります。
家賃は月5,6万円と安くはありませんが、自立支援が目的とのことです。
建築士の名前は、秋山怜史さんで自身のブログにも、シェアハウスを造る内容の新聞記事が掲載されていますので、サイト情報を掲載しておきます。
一級建築士事務所 秋山立花
今後、安倍内閣が進める“介護離職ゼロ”の提案から、介護施設の数が大きく増えていきます。
介護職の確保は、現在でも厳しい状況なので、課題は更に重くのしかかってきます。
その中でも、今回のような新しい動きもでてきています。
悲観していても、しょうがありませんので、これからの新しい動きに期待をすることにしましょう。
いつもご覧いただきありがとうございます。
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