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今回は介護職員が、相談員になるの巻
今回は、介護職員が相談職になるにはどうすればいいか考えてみましょう。
前回の看護職と同じく、一番オーソドックスな方法としては、介護現場などで5年の実務経験を積んで、ケアマネジャーの受験資格を満たして、試験に合格しケアマネジャーとして相談業務をおこなうことです。
ちなみに、次回のケアマネ試験から介護福祉士などの国家資格者でないと、5年の実務経験があっても受験ができなくなります。(実際には27年から3年間は猶予があるので受験できます)
ケアマネとして居宅介護支援事業所(居宅)に勤めたり、自分で居宅を立ち上げて一人ケアマネとして相談業務をおこなう方法もあります。
地域包括支援センター(包括)でも、社会福祉士、主任ケアマネジャー、保健師(経験のある看護師)の資格者以外に、ケアプランだけを作成するプランナーとしてケアマネジャーを配置するところもあります。
ケアマネジャーが包括に配置される状況として、センター自体に職員が多いところで1.2人配置されるケースがあります。
他の方法としては、介護施設の生活相談員になることで相談業務に就くことができます。
介護施設の中でも、特別養護老人ホームなど入所施設では、専任の生活相談員が相談をメインとしておこなっていますが、デイサービスなどの小規模で事業をおこなっているところは、介護の仕事をしながら相談員を兼ねているところが多いです。
小規模のデイサービスなど通所施設で、介護職員を兼任しながら相談業務の経験を身に付けるにも一つの方法です。
デイサービスは人の入れ替わりが激しい職場なので、いろんな事情から急遽介護職員から介護職員兼相談職に代わられるケースを仕事上で結構見かけます。
事業所の都合で急遽相談職を兼務を打診された介護職員の方の中には、相談員として適性が合わず辞められていく方もおり、その事業所としては、いろいろな意味で大きな痛手となります。
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現場の介護職員は、体の負担が大きな仕事なので、体力的な理由でいずれ相談職になりたいと思っている方は少なくないかもしれません。
体力的な理由で相談職のケアマネジャーを目指しても、ケアマネ試験の合格率はここ5年位10%台で推移していますので、以前より難しい状況です。
何年もかけてケアマネ試験を合格されて、晴れて相談職に就かれる方も大勢いるので、あきらめないことです。
相談職になるには、いろいろな条件を乗り越えなくてはいけませんが、とてもやりがいのある素晴らしい仕事だと私は思っております。