介護関連メディア事業を手掛ける（株）インターネットインフィニティー（本社:東京都）は、現役ケアマネジャーを対象に、仕事に対する意識や待遇、ライフスタイルなどに関する調査を行い、その結果を「ケアマネ白書」※（2014年度版）としてまとめました。
※ちなみに、白書は出版はされず、希望者にデータをお渡しするかを会社で判断されるそうです‥
2014年度版は、回答者本人に関する調査結果のみを白書としてまとめられました。
調査は2014年３月に実施し、1,043名の現役ケアマネジャーから有効回答を得ました。
以下は結果概要を抜粋しました。
【調査結果概要】
○仕事へのやりがい
「ケアマネジャーの仕事にやりがいを感じる」について、「非常にあてはまる」もしくは「あてはまる」と答えた人は71.5％
「ケアマネジャーは利用者の生活を支える、責任ある職業だ」について、「非常にあてはまる」もしくは「あてはまる」と答えた人は81.4％
大多数のケアマネジャーが、自身の仕事に誇りを感じていることがわかりました。（基本的に感謝される仕事だからではないでしょうか‥）
○ケアマネジャーの収入
月収額で最も多かったのは「21～25万円」。また、26.5％の人は賞与「なし」でした。（福祉の世界では多い方に入るではないでしょうか‥、やはり業務独占資格というのが強くかもしれません‥）
収入分布図
○時間外労働時間
ひと月あたりの時間外労働時間は、「5時間未満」が最も多い結果となりました。一般的に多忙といわれるケアマネジャーですが、ワークライフバランスは良好であることがうかがえます。（私の知っている事業所は、結構遅くまでやって残業代ゼロってところもありますが‥）
○転職経験
ケアマネジャーになって以降の転職回数は、「0」が50.2％、「1回」が24.9％という結果でした。一般的に、介護業界は離職率が高いといわれていますが、ケアマネジャーについては離職率が高くないことがわかりました。（介護職から転身する方が多いのも、理由かもしれません‥）
○スキルアップ
今後さらに高めていきたいスキルは、「介護保険以外の社会保障制度に関する知識」が最も多く、次いで「疾患や薬の知識」という結果になりました。業務に直接関わるスキルよりも、周辺の知識が不足していると考えているケアマネジャーが多いことがわかりました。（ケアマネ向けの多く開催されていますが、忙しくていけない方も多いのかしれません‥）
ケアマネは相談職なので、基本的にコミニュケーションが苦手な人は難しいかもしれませんが、いろいろ方たちと繋がって連携しながら仕事を進めるので、やりがいのある仕事だと思います。
但し、相手が人を相手とする仕事なので、難しい場面もでてきます。
包括には、地域の介護サービスを受けている利用者やご家族からケアマネ交代の相談を受けることもあります。
そういった場合、一概にケアマネに問題がある場合でない時が少なくありません。
言葉のやりとり、相性、ひとつの対応で、利用者やご家族が判断される場合があります。
こういった場合、ケアマネを交代してゼロから関係を築いていくのも決して悪くないと思います。
今後も利用者やご家族は、ケアマネと長く関わっていく可能性もありますので、心機一転して関係を築いていった方がスムーズだったりするからです。
ケアマネは、そこでショックを受ける必要もありませんが、メンタルを弱い方だと気持ちを引きずってしまうかもしれません。
包括の仕事の一つに虐待対応があります。
その際に、虐待者から凄い暴言を吐かれたり、威圧的な態度を取られることもありますが、経験を積めば感情的に揺さぶれることもありませんが、慣れないうちは気持ちのコントロールが大変です。
私は最初のころは、大変な思いをしましたが、今では相当図太くなりました。
相談職は、いろいろな場面でメンタル的に大変な状況に遭遇します。
それ以上に、充実感のある仕事をこなしているので、頑張れるかもしれません‥
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