AI ケアマネジャー

ケアマネの世界でもAI(人工知能)が導入されます

目次

介護業界は超人手不足なので、AIが普及しやすい環境かもしれませんね‥

高齢者介護の分野で人工知能(AI)を導入する動きが広がっています

ツクイやセントケア・ホールディング傘下のセントケア東京(東京・中央)、社会福祉法人こうほうえん(鳥取県米子市)など15の介護事業者が連携して、システム開発スタートアップのシーディーアイ(東京・中央)が開発したAI活用のサービスをつかい、まず各事業者が試験導入を始めました。

シーディーアイが開発したシステムでは、利用者の要介護度など約120項目を入力すると、AIの学習結果に基づき最適なケアプランを3つ提示します。

具体的には、在宅で介護サービスを中心に受けていた高齢者の認知症の症状が進み始めると、施設への短期入所が勧められたり、規則正しい生活を経験してもらい、症状を改善させるのが狙いです。

プランを1年間続けた際の利用者の要介護度などの状態の変化も予測します。

試験導入では104人のケアマネジャーが自立支援に向けたケアプランの作成にAIを活用すして、得られたデータをもとに精度を高め、実用化につなげる方針です。

本当に導入されるんでしょうか‥。

じつは‥、現場では介護度が改善しない大きな問題があります

私は現在地域包括支援センターで、要支援の方のケアプランを作成しておりますが、自立支援に向けたプランを作成しておりますが、介護度の完全につながることは、すごく稀です。

一番大きな要因として、ご利用者が現状のサービスの継続を求めているからです。

例えば、週2日デイサービスに行っている方は週2日行くことでリハビリができていると捉えており、そこから介護度が改善し、要支援1になると週1日しかデイサービスが利用できなくなるので、介護度の改善を望んでいないからです。

要するに、同じ介護度を維持して同じ回数サービスを継続したいと多くの利用者が願っています。

介護度が改善して要支援1になった場合、介護サービスを継続したいために、本人の強い意志で介護度の見直しを希望され、介護言葉でいうところの区分変更という手続きを行うこととなります。

区分変更とは、認定期間(介護サービスが使える有効期間)のあいだに、再度介護保険の申請をおこなうことです。

介護保険の申請をおこなうと、再度自宅や病院などに調査員が出向き調査をおこない、病院の先生に体の状況を詳しく説明した(主治医意見書といいます)を作成してもらう必要があります。

結局介護度が改善しても、ご利用者本人たちがそれを望んでいないという問題が発生します。

今年8月から介護保険サービスの自己負担割合が最大3割に増える動きがあります。

現在、介護保険サービスを利用した場合の自己負担割合は1割か2割のいずれかです。

2割負担されている利用者は、10%くらいという発表がありました。

今後介護サービスを利用する場合の負担割合が増えていく予測がありますので、経済的な制約で介護サービスの利用を抑制していく流れになっていくのではないでしょうか。

政府は4月に実施した介護サービスの公定価格にあたる介護報酬の改定で、従来の介助中心から自立支援型の介護を推進する方針を打ち出しました。

高齢者介護は高齢者それぞれに症状や最適なサービスが異なり、ケアマネジャーや介護士の経験に頼る部分が多かったので、AIはこうした複雑な情報も扱いやすく、活用の場面は広がっていくことを期待しています。

ニチイ学館はAIに約7万人分、約30万件の要介護度などの状態変化やケアプランのデータを覚えさせて、要介護度が維持または改善している約8割の利用者のケアプランについて、自立支援に使えることを推測し、効率的に運用する予定です。

今回の動きとは別に、関西を中心にデイサービス(通所介護)施設を展開するポラリス(兵庫県宝塚市)はパナソニックと連携し、2月からAI活用の実証実験を始めました。

パナソニックが持つセンサーやAIなどの技術と組み合わせ、独自の知見を他の介護事業者に広く活用してもらう考えだ。

大手の電機メーカーのパナソニックは、自分たちがやってきた得意分野とうまく融合できることを目論んでいます。

日本全体で人手不足状態が進んでいますが、介護業界は超人手不足です

ケアマネジャーが作成するケアプランに限らず、介護業界に人手不足を解消する技術やサービスの改革が行われていく可能性があります。

実際新しいことを始めていかないと、介護業界の現場のサービスは維持できなくなります。

世の中は、新しいサービスがどんどん生まれてきていますので、今後介護業界の悪循環を解消して、サービスの向上につながるしくみができるような気がします。

日本全体が副業ブームに進むようにマスコミが煽っててきています。

この流れはいずれ一億総起業社会につながっていく動きになるかもしれません。

介護業界のしくみ変える側の人間として、私も活躍したいと思っていますが、地域包括支援センターの仕事が忙しいので、まず目の前の仕事の効率化から図りたいといきたい思います。(全然仕事を落ち着きません‥)

最後までお読みいただきありがとうございました

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