地方では、介護人材不足から介護サービスに支障がきたしています
鳥取県日南町は、介護福祉士を目指す人を対象とした独自の奨学金制度を創設すると発表しました。
厚生労働省によると、市町村などの自治体による介護分野の奨学金制度設置は極めて異例とのことです。
鳥取県日南町が独自の奨学金制度という異例の処置を取る背景には、介護の現場が深刻な人材に陥っており、人材を早急に呼び込みたい事情があります。
今年の4月には3ヶ所ある町内のデイサービスが1ヵ所が人材不足で閉鎖されました。
ショートステイやグループホームの中にも介護職員が足りずに利用者の受け入れを制限しているところも多くあり、介護保険サービスが人材不足によってうまく機能しておりません。(地方に限らず全国的にこのようなことが増えていくでしょうね‥)
今回の奨学金制度は、介護福祉士の資格取得に必要な実費として、年間100万円を上限に2年間にわたって奨学金が希望者に貸し付けられます。実際に取得した後は町内の介護施設で4年間にわたって働くことで返還は免除となります。(介護業界で同じ場所で4年間働くのは結構少数派かもしれません‥)
対象者は全国から誰でも応募可能、年齢制限もありません
対象者は町内に限らず、全国各地から応募を受け付けて年齢も条件にありません。(年配の方でも構わないということですね‥)
現在の予算では5名程度を予定していますが、応募が多ければ増員の検討をしていくそうです。
現在どこの介護事業所も、人材不足で足りない状況です。
この奨学金制度で多くの応募者が集めることができれば、他の市町村も奨学金制度のようなことをはじめるかもしれません。
やはり介護福祉士の人材不足が長期化していますので、最終的には介護職員への賃金の上昇は避けられませんし、介護福祉士などの資格取得コストの本人負担は軽減していくのではないでしょうか。
“今よりも給料がいい仕事を目指す方へ” (こちらも中高年の方も大丈夫です!)
“介護の資格を取得するには”