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もしそうなれば、ケアマネジャーはもっと利用者やその家族と関われるようになるかもしれませんね‥
ケアマネジャー(ケアマネ)は、毎月利用者宅に訪問したり、支援経過記録を残したり、ケアプランを作成したり、困難事例に関わったり、研修に参加したりといろいろ忙しい仕事をこなさないといけません。
こういった仕事内容を少しでも削減する方向として、今年になってAI(人工知能)を使った実験がいろいろなところで始まっています。
下記の記事でも書きましたが、
AIでケアプランを自動作成する実験を愛知で始めました、今後ケアマネはいらなくなるの? H29.10.31更新
ベンチャー企業と愛知県でAIでケアプランを自動作成する実験を今月から始めました。
前回はベンチャー企業との実験でしたが、今回は介護サービス最大手ニチイが始めたということは、ニチイで働いているケアマネさんに実験を経ていずれ導入される可能性が高いかもしれません。
介護サービス最大手ニチイが本格的に取り組み始めたので、具体的にAIを活用してケアマネ支援をおこなっていくことが、現実味を帯びた話になっていきそうです。
ニチイ以外にも、介護大手セントケア・ホールディングなどが出資するシーディーアイ(東京・中央)が既にAIを使ったケアプラン作成の検討を始めています。
今月合格発表があるケアマネ試験に影響はあるのか?
ケアマネ試験の合格発表は、2017年11月28日(火)ですので、もう少しだけ時間があります。
過去のデータを見てみましょう。
実施時期 | 合格率 | 受験者数 / 合格者数 |
平成26年度 | 19.17% | 174,924人 / 33,535人 |
平成27年度 | 15.55% | 134,539人 / 20,924人 |
平成28年度 | 13.07% | 124,585人 / 16,280人 |
過去3年間の合格率を見てみると、毎年確実に下がってきています。
合格率も下がっていますが、受験者数も下がってきています。
平成26年度から平成27年度にかけて、受験者数が4万人程大きく下がって理由は、免除科目がなくなる最終年だったからです。
国家資格を保有して受験される方は、最低60問の中から保健医療科目15問もしくは福祉科目15問もしくは両方の課目が免除されて受験が出来たので、勉強する範囲が少ない中で受験ができました。(そんな時代があったんです‥)
平成27年度からは全ての受験者が60問で受験しなければならなくなりました。
駆け込み受験者が大幅に増えた翌年だったので、大幅に減りました。
そろそろ合格率が下げ止まりそうな気がしていますが、まったく予測つきません。
国がケアプランをAIを導入して、ケアマネの負担を減りケアマネ保有者を絞ろうとしているのであれば、合格率は更に下がっていくかもしれません。
今後、ケアマネの仕事はなくなるのか?
当分はケアマネの仕事はなくならないと思いますが、介護保険サービスを利用しててもケアマネを必要としないケースが今よりも増えるかもしれません。
例えば現在では、介護保険サービスの歩行器やベッド脇手すりをレンタルするだけでケアマネが必ずケアプランを立てる必要があります。
こういったサービスが介護保険の対象外になる可能性がありますし、今年から全ての市町村に導入された総合事業により、現状の介護保険サービスより簡素化されたサービスがどんどん拡充していきます。
今後、この総合事業の流れでケアマネを必要としなくてもよい条件が広がりそうな気がします。(あくまで私個人の予想ですが‥)
AIによるケアプラン作業の簡素化という流れは、介護大手の事業者がどんどん進めているので、早々に具体的な動きになりそうです。
特に介護業界は超人手不足なので、人手不足を解消するしくみをいち早く進めないといけません。
新しい動きがありましたら、すぐにお知らせしますのでよろしくお願いします。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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