湖山医療福祉グループ(湖山グループ)と千葉商科大学が協力して、介護福祉士を育成するプログラムを開講しました。
湖山グループが持つ高齢者介護や施設経営のノウハウを同大の正課授業や各種講座等に組み入れるほか、学生の介護福祉士の受験資格取得要件となる実務経験(仕事としての従事)を湖山グループで受け入れるなど、介護福祉に関する最先端の実務知識とマネジメントの知識を合わせ持つ医療福祉の経営管理人材の育成をめざして、互いに連携し協力していくことが締結されました。
「介護福祉士プログラム」は在学中に介護福祉士資格取得をめざすもので、1年次から4年次に渡る長期プログラムとなります。
同試験の受験資格要件は、施設での就業期間3年(1095日)以上かつ従事日数540日以上を、学生が自宅最寄りの湖山グループの介護施設で実務を積むことに加え(相当な時間現場で仕事をする必要があります)、介護職員実務者研修を修了することで満たされます。
介護現場の立場からすれば、貴重な戦力として3年程度労働力が確保できるメリットがあります。(実習ではなく仕事をします)
現1年生は、介護実務を開始し、4年次の冬に介護福祉士国家試験を受験することができます。
人間社会学部は、2014年に創設され、家族の健康と資産をサポートする人材を育てる「家族コース」、地域を観光、金融、行政で活性化させる「社会コース」、拡大する医療・福祉をマネジメントする「福祉コース」を有します。
今回の「介護福祉士プログラム」はいずれのコースの学生も受講が可能で、介護福祉士や社会福祉士などの国家資格と関連させながら、大学教育においても従来の社会福祉学部と違う視点から介護の担い手を養成するとのことです。
介護を大学で学べるところは、まだまだ多くありませんが、介護の地位が向上する、いい取り組みではないでしょうか。
今回のように、実務を経験するのは大変いい取り組みだと思いますが、大学教育は受けながらですと相当忙しい大学生活を送ることになります。
志がある方が、このプログラムを受講していただき、介護業界を引っ張るリーダーとしてご活躍されることを願っております。
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