介護福祉士試験の受験料が今年度から2160円引き上げ、社会福祉士試験は倍増って‥
政府は7月14日の閣議で、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士の国家試験の受験料を引き上げることに決めました。
今年度に行う試験から適用されますので、2018年1月の試験からとなります。
現行の額と見直し後の額は以下の通りです。
今年度より、社会福祉士は7540円から1万5440円に倍増。
介護福祉士は2160円増の1万5300円。
精神保健福祉士は1210円増の1万7610円になります。
厚生労働省は値上げの理由として、
○ 同じ年度で複数の資格にチャレンジできるよう、異なる試験日を設定する
○ 受験料の引き下げに活用していた社会福祉振興・試験センターの積立金が無くなった
○ 受験者数の動向、受験料などの収入と経費のバランス
などを上げられました。
昨年度受験者数が半減した介護福祉士試験は、巻き返しを図る状況にあるのに、更に受験者数が減少する要因となることをこのタイミングでおこなうとは、驚きを隠せません。(更に介護現場の人手不足が加速します‥)
社会福祉士試験に関しては、受験資格を取得するのが大変ですので、受験料が値上げしたことで受験を控えようとする動きにならないような気がします。
社会福祉振興・試験センターは以前、積立金について過剰に貯め込んでいると批判を浴びました‥
当時の民主党の長妻昭厚労相は、受験料を安くする形で社会に還元していくよう指示し、受験料は2011年度から数年間にわたって引き下げられましたが、積立金が枯渇した近年は2010年度以前の額より高くなっています。
介護福祉士の国試をめぐっては、昨年度の受験者数が一昨年度から半減して業界に衝撃が広がりました。
最大で450時間の「実務者研修」が新たに加えられたことが大きな要因とみられていますが、今後の介護福祉士試験の受験者数を見守っていきたいと思いいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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