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「介護現場は重労働で賃金が高くない」と教科書に掲載され、団体が是正求める

本当のことかもしれませんが、あえて書く必要はありますか

中学・高校が採用している教科書の一部に「介護現場は重労働で賃金が高くない」などの記述があり、全国老人福祉施設協議会など6団体は、「根拠が不正確で社会的評価を否定するような記述」として出版社に是正を求める要望書を提出しました。
出版社側も「悪意があったわけではないが、否定的なイメージを押し付けてしまう可能性がある」と認めており、対応を検討するとのことです。

掲載された教科書は、実教出版の「最新 現代社会」と、教育出版の「中学社会 公民 ともに生きる」の2冊

「現代社会」では社会保障の役割について説明する冒頭ページに、男性介護職が食事介助をしている写真を掲載し、その説明書きで「介護現場は重労働で賃金も高くない」と記述しています。(悪意が少し見えます‥)
一方、「公民」では介護保険制度の課題の1つとして、「介護の仕事が重労働で低賃金であることから、ヘルパーとよばれる介護に従事する人たちの確保が難しく‥」と書かれています。(その問題で介護事業所が閉鎖に追い込まれている状況です。介護事業所は必死に人を確保しようと努力している最中です‥)

要望書では、これらの記述について「根拠が不正確」として、介護・福祉の否定的なイメージのみを捉え、職業としての魅力や社会的評価を否定するような記述であるとしています。

実教出版によると、「指摘されたように受け止める生徒もいる可能性は否定できない」として、対応を検討している。(掲載する前に検討しましょうよ‥)

正直、現在介護業界は、今年4月に介護報酬が引き下げられ介護事業所の経営が厳しくなり、景気の上向きなどで人手不足による採用コストが上がり、残念のことに人手不足による事業所の閉鎖も耳にするようになりました。
だからこそ、このようなネガティブな内容をこれからの若者に伝えようとする出版社の経営判断に、疑問を感じずにはいられません。
学生のうちに知り得た情報をもとに今後の職業選択の判断をするとなれば、介護業界が選択肢には入らなくなる可能性が相当高いです。

ここで愚痴をこぼしても仕方ありません。
介護業界に大きなイノベーションを起きる夜明け前なので、こういった悪材料がでていると思いながら、将来の明るい未来を期待しつつ介護業界で働き続けます‥。


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